画家はキャンバスに生の歓びを描くように、音楽家は調べを奏でる。私たちは新業務形態を生み出し仕事の夢と希望をもって働いている。
私たちは、独立自営業者(SOHO;個人開業届出)である。独立自営業者より構成された共同企業群である。雇ってもいなく、雇われてもいない。
一般企業は会社の利益のために会社を設立する。企業の設立目的は会社の利益だ。経営者の利益だ。しかし、?メディアミックス&ソフトノミックスは転倒させた。高学歴専門職の知識労働者は知識という資本を所有し、パソコンという生産手段を所有して、自分の仕事に対して部分的であれ十全な生産のための物的道具を所有すれば、自己責任において生産できることに気づいた。知識なしには生産的たりえない時代を感じた。しかしそれも何かの「組織の装置」に依存し、知識を生かすために、その「機会」の提供を求めていた。この「組織の装置」は自分たちの目的を達成するための装置で、自分たちの仕事の道具でもある。
しかし、この他の人に譲渡しえない自分の名声、知識、技術は、メーカーにおいて「共同の課題」へ向けて、作業の全工程が他の専門知識と統合される。そしてはじめて、知識は生産的となるのだ。高度情報化社会の特徴を示し、旧来のフリーランスとしてかかわる知的生産との相違(チームワーク)が現れている。「共同の課題」へ向けて他の専門知識と統合されるとき、「組織の装置」は自らの専門知識と技術がチームとして成果(課題)を求める組織(会社)との緊張を緩和する。小企業法人としての「組織の装置」は法人としてのバックアップ体制を確立しており、単独で業務に対応するフリーランスを無力にするものである。高度情報化社会でフリーランスという言葉は過去のものとなった。リスクに対して保険(法人としての責任ある対応)が必要である。派遣社員に対しても同じことがいえる。1000人中1000人は自分や会社のために利益を求める。この「組織の装置」は働く者が必要としている組織で、働く者の利益のためにある。過去の日本的経営は会社側から見た日本的経営で、働く者の立場から見た新日本的経営ではなかった。「組織の装置」は心臓部で血流はここから流れる。一般の会社は何かの思いがある。会社の存在は何かの思いによって動く。しかし小社の心臓部はスタッフの思いの「外」にある。企業の永続性(ゴーイングコンサーン)は小社の思いの「外」にある。人間にとって最も愛しいもの、最も大切なもの、最も信じられるもの、あなたの宝物は、常に自分の「外」にある。
この「組織の装置」を支えているのは経営理念である正直、率直、誠実、個性で、営業マンの代わりに働いて(機能して)くれる。営業マンゼロ名、クライアントが営業マン、感謝しています。小社とスタッフ皆さんの「外」にある。これを時系列的タテ軸とすれば、空間的ヨコ軸(ひろがり)である自分の「外」にあるものは、仕事のセオリーであり、仕事の原理・原則・基礎・基本・ルール・手順・順序に従うことで、自分たちが会社に従うことではない。この自分の「外」にある仕事のセオリーを、お互いに理解し合い協力し合うことだ。正直、率直、誠実、個性は生きるための食べ物と同じで、毎日、仕事のたびに食べ、この経営理念によって生かされて生きていく。小社は「組織の装置」という心臓が動いている間、クライアントのおかげで生かされて生きていく。
一般企業は、我思う故に我在り、と考える。この「組織の装置」は仕事の目的を達成するための自分たち(独立自営業者)の道具である。「組織の装置」は対等のパートナーシップを生み出し、パートナーシップ(苦楽を共にする夫婦関係)に支えられ、依存し、助けられ、共に協力し合い(チームワーク)感謝をもって、生かされて生きていく。個人的(一人)に生きていくのではなく、社会的に生きていく。企業社会の公平さと透明性を求めて自分たちは、歴史の逆説というべき、個性を発揮して正なる護送船団方式で生きていくのだ。
新しい仕事の友と握手!
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