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 コンポージィングでは、基本的にはすべて原稿どおりに文字を入力します。
 依頼された原稿の文字を原稿どおりに正確に入力することがまず何よりも大切ですが、いくつか共通の決まり事がありますので、以下にそれらについて概説します。

【JISコード外の文字について】
 JISコードにない文字・記号等は後工程で文字化けの原因となりますので、ATOKの文字パレット等で呼び出すことができても入力しません。JISコード外の文字は■(又は拡張新字体の文字)を入力し、コンポージィング・ノートで申し送りとします。

※拡張新字体とは…「噛」「鴎」「掴」などの一部の文字は、印刷物の文字とJISコード上の文字が異なります。これらの印刷物の文字は「正字」、JISコードのついた文字は「拡張新字体」と呼ばれるもので、大ざっぱに言うと従来から書籍等で使用されてきた文字が正字、パソコン等で現在使用されているのが拡張新字体、ということになります。(正確に説明しようと思うと非常にややこしいので、詳しくは関連書籍をご参照下さい。)
 正字にはJISコードがついていませんので、ATOK文字パレット等で出てきたとしても使用せず、拡張新字体を入力して申し送りとします。

【記号類について】
★〝〟縦書き用のダブルクォテーションです(横書きの場合は“ ”を使用)。
 〝 については、〈JISコード2D60(シフトJISコード8780)〉を使用。
 〟 については、〈JISコード2D61(シフトJISコード8781)〉を使用。
★――(二倍ダーシ) タイトルや文章の末尾などによく使用されます。
 〈JISコード213D(シフトJISコード815C)〉を2回続けて入力。
★ー(オンビキ)−(ハイフン、マイナス)―(ダーシ) それぞれ用途が違いますので注意して下さい。
★文末の「?」「!」の後は1字あける。(例:「であろうか? 同時に」等)
詳細は『文字の組み方ルールブック』等を参照して下さい。

【ルビについて】
 WORD、一太郎のルビ機能を使う場合と、ルビをふる文字の後ろに“( )”(パーレン)、【 】等でくくって入力する場合があります。
 また、並字(例:誤謬→ごびゆう)で入力する場合と、小字使用(例:誤謬→ごびゅう)の場合があります。(並字使用の場合が多い)
 基本的に、熟語の場合でも文字単位にふります。(例:薔薇→ば ら)
 但し、熟字訓、当て字等文字単位に分割できない場合は、熟語単位でルビをふります。
(例:小豆→あずき、田舎→いなか、英国→イギリス 等)

【ページ設定、字体等】
 文書全体に関するページ設定、字体等の設定については、後工程で出版社、印刷所等で調整を行いますので、基本的にWORD、一太郎の初期設定を変える必要はありません。
 文字数・行数や見出しの行取り等、指示があればそれに従います。字体は基本はMS明朝、まれにMSゴシックを使う程度です。文字サイズを変えることはほとんどありません。
 PEG様のお仕事や一般書籍の場合、慣例的に次のような形で納品しています。(ただしこの設定が最終的に活かされるかどうかはわかりません。あくまでも納品の形式を統一するためのものです。)
○一太郎 「ファイル」→「文書スタイル」
 用紙サイズ:B4単票・横方向
 袋とじ  :縦割り
 先頭用紙 :片面
 マージン :上端・下端:50ミリ 左右・中央:30ミリ
○WORD 「ページレイアウト」→「サイズ」→「その他の用紙サイズ」
 用紙サイズ:サイズを指定→幅 364ミリ 高さ 257ミリ
 印刷の向き:横
 印刷の形式:袋とじ
 余白   :上・下:50ミリ 外側・内側:30ミリ

【コンポージィング・ノートについて】
 入力の際に気付いた点、伝えたい事項等についてはコンポージィング・ノートにまとめて申し送ります。内容は主に以下のようなものになります。
・元原稿の誤り
 基本は原稿どおりに入力しますが、明らかな原稿の誤りがあれば(手書き原稿などでは誤字脱字等多いです)、修正して入力し、ノートにその旨を申し送りします。
・その他、元原稿の疑問点(修正はしていないが疑問に思う箇所等)
・入力できなくて■(もしくは拡張新字体)で処理した文字
・送りがなの疑問
・表記ゆれ
等を項目ごとに分けて記します。
 書き方については先輩方のノートを参照してみて下さい。

【単語登録について】
 入力の効率を上げるために、よく出てくる単語等は単語登録しておくと便利です。上述の記号類(〝〟 ――など)も登録しておくとよいでしょう。

以上

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