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論理思考技術としての弁証法成立へのスケッチ
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 弁証法について混乱されているように思える。

(正)史実(歴史)、現実――それを(正)として把える。現実を正とする、あるいは把える。それは実体である。人間の暮らしそのもの、現実そのもの

(反)人間のつくった、あるいは考えた世界、被写体=鏡映される実像。像――それを反として把える。自己の中で対立して論理的に分裂しているのではない。映像は「虚構」で(反)とする。
 ヘーゲルは世界理性を考えた。政治におけるさまざまな潮流もリベラリズムもこのヘーゲルの世界理性の影響を受けた。
 現実に迫る(接近)理論的構想の本質も虚構=フィックション(反)である。
 鏡に映ったおのれの顔を見て(虚構)、おのれと「対立」するものではない。「鏡の中の自分」は「ハッ」と現実に戻る。
 思想・理念など「理論的本質」の視座から「現実のデータを直視し分析し」その現実を実証する。現実的本質は理論的本質と対立しない。「矛盾」もまた理論的本質として吸収している。
 弁証法は人間に関する哲学が土台となっていなければならない。あなたの理性はどこからやってくるのか? (あなたの「理性」は何からつくられているのか)、「どんな人間か、どんな仕事をするか、どんな成果を上げるか」人間を見ている。
 現代人の精神の危機は論理的に「渾然一体」となった「かたまり」となっていて、多くの日本人性(頭)の中にそれを見る。自己精神と社会の関係である現実とバーチャル(仮想)が「一体」となっていることではないのか? 感想では説得(証明)できない。足して2で割るあいまいな合意だ。弁証法から見ると、異質な日本人性とうつる。

 正と反は(合)の止揚(アウフヘーベン)ということばを使う。各人の物象化から多様なエネルギー(力)が生まれる。「議論」もそのひとつだ。
 自己対象化とは自分の内面へと向かう。弁証法は政治や社会を自分の理性で、外へ積極的に向かう。
 この点において弁証法は人間の精神活動の「有」において「物質=マティール」だ。ここからエネルギーが生まれる。政治や社会を変える思考の力(働き・機能)にもなりうる。

 若者や青年はスピノザの『知性改善論』(畠中尚志訳 岩波書店)、『エチカ』(同)などのスピノザの著書(訳書)から形式と内容(本質)、機能(働き)、目的について自らどう生み出すかの論理的な原理を整理して、人間も生命の一つである自然の秩序、人間について学べ。

 佐藤が起業した20年前の創業時代、工場や事業所での安全運動――5S――の整理整頓を弁証法によるイラストを使って海外からの外国人労働者の安全教育に使えないか、構想したことがあった。
正「こうなっていますよ」のイラスト
反「こうしよう。こうすることが望ましいよ」のイラスト
合「こうなりました。いつもこのようにしよう」のイラスト
 イラストで教育しようと構想した。
 中央労働災害防止協会へ電話して聞いたのですが、日産自動車ですでにそのようなものが開発されているということを聞いた。
 他の分野の教育においてもこうしたことができると思う。弁証法の思考による教育分野への参入はいまでも考えられる。多様な分野に進出できる。
 教育において「理解しやすいこと」と「間違いやすいこと」を教えることに活用できる。インターナショナルな教育ツールでもある。
「良いこと」と「悪いこと」を超えた行動へと導く教育でもある。

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