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 佐藤社長は、「修正原稿は宝の山だ」という表現をされます。まさに、そのとおりだと私も思います。コンポジショニストとして多くの修正原稿に触れられたことは、私にとって貴重な経験でした。修正原稿は“生の校正紙”です。そこには、校正記号などの入朱の要領、疑問だしのポイントなど多くの情報が詰まっています。その頃の私は校正者を目指してというよりも、目の前のデータ修正の仕事をやり遂げるために、『校正必携』(日本エディタースクール)を片手に校正紙(修正原稿)の見方を独学しました。
 あるとき、「日本エディタースクール・通信教育部『校正コース』」を受講させていただく幸運に恵まれました。版面の組方の法則、一般的な処理や許容例、表記のしかたなど、広く校正に必要な知識を学ぶことにより、それまで漠然と理解していたことが「あぁ、そういうことだったのか!」と頭の中で整理され、確実な知識となりました。通信教育は途中で投げ出すことなく1年をかけて修了。大きな満足を得ました。本づくりに対する知識と興味が高まった時期の通信教育の受講は、とてもタイムリーだったと思います。
 一方、本局で校正のお仕事を受注しはじめたのもこの時期です。今だから言えますが、まさにOJTそのものでした。はじめは、本一冊のゲラを前にして気が遠くなったこともありました。ただ「クライアントの望むものを」「クライアントの期待を裏切らないように」、その一心でゲラと格闘してきました。コンポジショニストも校正者も必要な知識を身につけることはもちろんですが、基本的なこの2点を忘れてはいけないと私は思います。
 おかげさまで編集者とのご縁にも恵まれ、いま、微力ながら本づくりに参加しているという実感があります。ふだんは一般書籍の校正をしていますが、昨年より本局の紹介で定期的に月刊誌のお仕事もいただいています。

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