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私は、トランスクライバーの仕事を始めて5年目になります。それ以前は環境コンサルタント会社に勤めており、調査内容やデータをまとめて1冊の報告書にするというのがメインの業務でした。いってみれば、やや“書き手”に近い仕事をしていたわけです。けれども、いま思えば、その内容は重視するものの、“言葉”というもの、“日本語”というものに対して、それほど細心の注意を払ったこともなかったような気がします。漢字表記か、ひらがな表記か、数字は半角か、全角か、という程度で。
しかし、トランスクライバーの仕事を始めてすぐ、「話し言葉を、どう書き言葉に表現するか」というのが、こんなにも奥が深く、それゆえに面白いか、ということを実感しました。
理路整然と「内容」だけを伝えたいのなら、文字が一番わかりやすい。人と対面して理路整然と話すというのは、案外難しいものです。逆に「その人らしさ」を重視するなら、直接対面して話を聞くのが断然わかりやすく、電話はその次、文章ではあまり伝わらない。トランスクライバーの仕事というのは、「その人らしさ」という面で多少わかりにくい“非対面の会話”を、内容を伝えるのに最も適した“文章”にすること、つまり、大袈裟にいえば“文章に魂を吹き込む”ということで、この二つを融合させるところに最も醍醐味があるといっていいかと思います。
長く担当しているお仕事では、話し手の声も覚え、だんだん“顔”が浮かんでくるようになります。口下手で、言いたいことはたくさんあるのに、うまく伝えられない方、関西弁で豪快に話す方、淡々と、理路整然と話す方、さまざまです。100人いれば、100通りの“言葉”があります。それぞれの方の特徴を自分なりにうまく表現できているのかを考えつつ、“言葉”を楽しみ、話されている“内容”を楽しむ。これが、トランスクライバーとして仕事をする際に大切なことではないかなと、私は考えています。

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