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ライティング(執筆) Writingの仕事

 日本のベストセラー出版の原点でも原典でもある「創作出版」の伝統のもとに、新たな編集・ライティング・ノウハウを打ち立てたITCOM方式による、新人ライターの発掘、育成、養成、実地訓練がスタートしました。

 パートナーシップ(外部委託による業務の役割分担)による(株)アイ・ティ・コムとの企業間提携によって新人ライターを発掘し、「創作出版」と「ITCOM方式」で実績を上げてきた同社の直接指導により、単行本・雑誌執筆の即実践を通して、育成、養成、訓練します。4年制大卒以上、新人歓迎、「新鋭作家グループ」所属、原稿料、実費・交通費など、電気代を除いて全額支給。受注している実際の仕事を実習教材とするOJT(On the Job Training)による即実践のライター養成システムで、費用など一切が無料、メディアミックス&ソフトノミックスが全額を負担しています。

 マスコミを動かすライター、編集者への道は、この王道をしっかりと一歩一歩、歩むことです。小社は自分たちの仕事の夢を実現しています。

 さて、次に「広義のハウトウ本」のもつ性格について述べています。
 コンストラクション(目次)や章・節・項など、「事業領域」の「5つの柱」でも述べたようにKJ法を使ったつくり方になっており、原稿の添削(修正)を通して書き方が教育されていきます。整文や正文の書き方も教育されています。まさしくライター養成の学校です。細かなことはイントラネットなどでも教育されています。

月刊誌・増刊号『PHP』、一般書籍、インターネット公開用原稿の執筆

1. HOW TOの思想
■「時代のキー」としての一般デジタルコンテンツ
 と、ハウトウデジタルコンタンツの位置付け


『現代用語の基礎知識』(自由国民社・2001年版)では、
 ――「ハウトウ(how to)」とは「方法」のことで「how to〜」という名の書籍を、ハウトウものといったりする。ハウツーともいう――
 と定義しています。
 ハウトウものの書籍がわが国出版業界に登場したのは、いつ頃からかはっきりしていません。しかし、終戦直後、最初の大ベストセラーと言われる『日米会話手帳』から、1970年代にまさにこの「HOW TO」を題名に冠してミリオンセラーとなった『HOW TO SEX』など、いつの世にもすぐ生活、生き方に役立つ「実用書」は求められていたといえます。さらに言えば、そのハウトウは書籍ばかりでなく、本来人間にそなわった知恵というべき「ものづくり」一般に適用できるものであり、それは思想や哲学にもなりうるものです。

「創作出版」と「ITCOM方式」を熟知した(株)アイ・ティ・コムの指導のもと、数年まえにスタートした小社のライター発掘、育成、養成の事業は、いまはっきりとその枠組みが浮かび上がってきました。
 2001年、デジタルエコノミー化が進展し、デジタルネットワーク時代を迎えようとしており、デジタル機器の技術革新は6ヵ月後には新しい技術が開発されるなど、その進歩はすざましいものがあります。ソフトノミックス(経済のソフト化)の中核を示す技術が、デジタル革命でインターネットと結合することによって、人々の生活をデジタルエコノミー化しつつあります。

 そうした時代にあって「時代のキー」とは、コンテンツづくりの方法を身につけた者だけが時代の勝者となるということです。つまり媒体がどう変わろうと、字から音へ、音から映像へ、あるいは紙から磁気や光記憶へと媒体が変わろうとも、コンテンツそのものがなければ、媒体の活用のしようがありません。

 コンテンツ産業への参入は小社にとって悲願でもありました。そしてそのためには、ノウハウ(know−how)の蓄積、つまり製品開発のための知識や技術の蓄積など、アイディアを含む人材育成を通して自力で、その事業基盤を形成しようと考えました。コンテンツづくりの目標の高さは、生半には達成できるものではありません。しかし、幸い小社には創立13年の成果というべき各分野での優れたスタッフがいます。そうした恵まれたスタッフのプールから、さらに新たな能力開発、ライティング人材の育成を考えました。

 もともとはトランスクライビング(録音物再生原稿の制作)やコンポージング(電子組版)といった情報の部品工場から出発した小社は、コンテンツ(情報の内容)構成の主な要素を職種として拡大してきました。デジタルコンテンツは、プリプリンティング(印刷前工程)技術の応用が可能であり、かくしてデジタルコンテンツ創造への道を拓くものでした。
 デジタルエコノミーの開花とは、デジタルコンテンツを可能にし、紙から電子情報のコンテンツを可能したものでした。こうして道は二つになりました。書籍(紙)と電子コンテンツです。
 小社が目指したのは、普通のコンテンツ、一般のコンテンツと比較して特徴あるコンテンツの制作であり、この特徴(how to)を性格として示せるコンテンツということになります。

 これはハウトウ本の制作ノウハウを生かそうとするもので、書籍編集・ライティングにおける優れたベテランの指導が是非とも必要でした。
(1) それはライターとして書き方、書く技術一般のノウハウ
(2) ハウトウとしての書く技術

(2)のハウトウとして書く技術ができるようになると、(1)執筆としての書き方も自然と身につくようになります。たとえば、すでにライターとしてスタートしていたHNさんは、さらにこのITCOM方式を再学習していただき、そして二番打者ENさんは、仕事を通じて初歩から学習していくことになります。

 次に佐藤は、本稿のハウトウ(how to)の思想として概念、コンセプトをスタッフの皆さんとしっかり共有するため、自分なりに理解したハウトウ(how to)の本質規定を行い、形式、要素、目的規定についてお話ししていきます。同時に、すでに始まっているライター研修におけるアイ・ティ・コムの指導も参照し、その幾多の指摘の「コーパス Corpus」(集成)も心がけていきます。
 
 思えばITCOM方式との出会いは、2001年(平成13年)5月12日 東京・町田でアイ・ティ・コムの主要メンバーとお会いし、優れた編集者・ライターとしての深い体験をお聞きしたのがきっかけでした。その後、何回かの会合を重ね、うれしいことにハウトウ本のつくり方全貌が明らかになり、佐藤も自分なりの理解で全体像を構想することができました。
 ここには、この人たちが苦労して蓄積してきた編集者・ライターとしての体験がぎっしりとつまっていました。まず佐藤が自分で理解したピラミッド型思考でスケッチし、今後ハウトウ本の作り方を豊かにしていきたいと思います。
 ライターとして最初に直面する悩みや、書くための技術や工夫が、この理論の創造によっていろいろな場や局面で活きたアドバイスとして輝くことでしょう。


2. HOW TO の思想 2
■本質規定
 書物など、趣味や実用書などの手引き、入門的な、修得上達法というべき、物事をうまく処理するための要領やコツを書かれたハウトウ本のこと。
 ハウトウ本の著者のことは、ハウツアー(howtoer)とよばれる。
 ハウトウ(how to)の原義は「なにをもって」「いかにして」「どうして」という方法、手続き、手段、仕方を内容とするコンストラクションの本。コンテンツ(情報の内容)はコンストラクション(構成)である。

■形式規定
 形式は本質(内容)である。英語の辞典をひいてみると、howは5つの内容から構成されている。その5つを形式として整理すると
1.方法、手段、手順 ;どうやって、どういうふうに、なにによって
2.数量、程度    ;どれほど、どの程度、いかに、いくらで、どのくらいの量で
3.状態       ;どんなふうで、どんな具合で、どんな形状の姿で、どんな様子で
4.理由       ;どういうわけで、なぜ、
5.相手の説明、意見を求めて ;どうして、どうなのか

■要素規定(機能、働き)
 本webの電子掲示板「教育・啓蒙」に「放送リポーティングの進め方」要素規定の欄を見てください。ライターのみなさんは理論をつくるのではなく、事実執筆するのですから、factor の規定はなにかのヒント(キーワード)があるはずです。

 しかし、ここではハウトウ本の書く技術の基礎を学習しているのですから、頭の中に混乱をくわえてはなりません。事実、ライター訓練でアイ・ティ・コムから添削されてきた原稿を見ると、この5つの要素の指摘が多いことに気が付きます。
 もともと、よくできている文章には、この5形式に分類されるものがあるはずです。日本語のもつ曖昧な特性を含みつつ、それはそのままにして、「予備」というべき「コーパスの箱」をつくってそこに分類します。5つの形式が揃っていると、ハウトウ本としては完全です。ライターとして学習していく目標にしてください。

 第一歩として、書く技術を学習していく目標をもつと同時に、新方式への入口に立って自分の原稿を見直して見ます。そしてITCOM方式で直された原稿の修正箇所を学習し、真似ることからスタートします。まだ新方式を習得する前の、最初の本のコンストラクションづくりは、次の執筆の反省材料になればよいのです。

 読者の立場、著者の立場の双方を担って書くのですから、著者の思いが読者のこころに伝えられなければなりません。それには、まずITCOM方式で書かれた文章の徹底した模倣(イミテーション)=ミメーシス(mimesis)からスタートします。全部を受け入れ、全部をはきだし、そこからいずれは自分らしさが生まれ出てくるでしょうが、さし当たっては自分らしさのまえに、まず真似ることです。

 あたえられた執筆材料・資料のほかにも、著者の考え方をわかりやすく印象的に伝えるにふさわしい事例が、ライターの周辺、あるいは見聞の中にあった場合は、積極的にそれらを取り入れることで原稿にふくらみが出ます。
 もちろん、これらのこともあくまでも著者のお手伝いとして提案しているだけですから、著者の最終的なチェックによって削除されることもありえます。しかし、「いい例をあげてくれた。これから講演でもこの例を使わせてもらいますよ」などと著者から感謝されることも少なくないのです。

 著者の文学やエッセイを代筆するのではありませんが、エッセイに関しては、広い意味でのハウトウ本にはいるものもあるでしょう。たとえば池波正太郎氏の『男の作法』は語り下ろしのエッセイですが、そこには氏の人生観を反映した、男としての生き方がさりげなくちりばめられています。
 その意味では一般にハウトウと言われるものには、大別して2つの種類があるということになるでしょう。1つは、いわゆるものごとの方法、手段、手順、要領、コツといったものを述べるもの(もの実用)、もう1つは、心の持ち方とか生き方といった精神的なノウハウを述べるもの(精神実用)です。
 その両者を含めたものが、「広い意味でのハウトウ」ということになると思います。

 しかし、この学習方法のよさは、あまり神経質にならなくてもいいということです。いろいろ覚えなければならないノウハウはありますが、それを必死になって暗記したり、疲れるまでトレーニングしたりといった方法はとりません。OJT方式ですから、まず何はともあれ仕事に取り組んでみるのです。
 最低限の予備知識を得た後は、すぐトランスクリプション(録音再生原稿)の整理や、見出し付け、構成作りにはいります。それぞれの段階でチェックを受け、フィードバックを反映しながら原稿執筆へと、どんどん先にすすみます。実際に始めてみないと、問題の実体がわからないからです。

 アイ・ティ・コムでは、しきりに「拙速でいい」ということを言います。もちろんこれは誤解があってはいけないのですが、いい加減でいいということではありません。まず手はじめに自分なりの結果を出して評価してもらう。それがあるとないとでは、仕事の習得速度が大幅に違ってくるのです。拙速でもとにかく自分の整理したもの、書いたものをできるだけ早く見てもらう。それが早ければ早いほど、自分の勘違いや誤りや不適切な処置に早く気がつき、仕事の要領を早く身に付けられるのです。
 つまり問題点の発見が早くなるということで、これは単にライター訓練のためだけでなく、企画そのものの問題点の発見にも大いに寄与するのです。

 いちばんまずいのは、何とか完成度の高いものを提出して評価してもらいたいなどと思い、いつまでも仕事を抱え込んでしまうことです。これではもし自分が必死にいい答案を書こうとして頑張っていても、その方向が不適切だったら、締切りぎりぎりの時間に全部やり直しなどといいうことが起きかねません。これは架空の仕事ではなくOJTなのですから、自分が書き直しで大変といったレベルの問題ではなく、クライアントの信用を損ねる決定的なマイナスになりかねないのです。

 そういうことにならないためには、不完全でも恥ずかしくても、一回でOKが出るはずはないのだと肝に銘じ、できるだけ早く最初の答えを提出し、自分をさらけ出すことです。
 著者の立場に立つのも最初はとてもむずかしいことです。しかし、この書き始めることにこそビジネスチャンスがあるのです。なんでお金をいただくことができるのか、よく考えてみてください。書き終えた第一稿は、今度は著者の立場にたって読み直し、第二稿に手をいれ、最後に読者の立場にたって読み返し、決定稿にします。客体化、客観化の作業が必要です。哲学的には対象化といいます。反省がうまれるのです。

3.HOW TOの思想 3
 ハウトウ本を書く技術にもう一つ付け加えることがありましたので、それを勉強します。もう一度、HOW TOの思想1,2に戻り、学習してください。
HOW TOの思想1では、
(1) それはライターとしての書き方、書く技術一般のノウハウ
(2) ハウトウとしての書く技術。
 この二つの要素を整理しますと、二つとも相互に関連しますが(1)は著者のバックナンバーを図書館や大宅文庫で関連図書を探し、それを資料としてトランスクリプションのグルーピィングに新しく加えて執筆の資料とします。

 つぎに(2)はHOW TOの思想2で、形式規定を参考にして、アイ・ティ・コムによる直し修正原稿がどのように行われていたか、頭の中の整理箱に整理します。整理の仕方はこの要素規定です。要素規定を特徴づける言葉を説明していますので、本文の執筆に適用します。
 小社ライター養成システムの優位性は、このハウトウ本の理論をもつことができたからです。しかしこれだけでは片手落ちであることがわかりました。

 先日、ライター研修の後、アイ・ティ・コム様と雑談している時に気がついたのですが、人としてどう生きていくのか、どう生活して生きていくのか、これはハウトウの最も大切な基本思想です。
 たとえば『幼稚園では遅すぎる』という本には、たしかにお母さんが赤ちゃんに接するときの細かいハウトウがたくさん出てきます。しかし、読者は最初、その細かいハウトウが気になり、衝撃を受けながら読み進みますが、1冊読み終わるころには、何にもわからないと思っていた赤ちゃんが驚くほどの感性や心や知能をもっていて、子育てがこんなに夢と希望に満ちたものなのかと、母親としての喜びや責任を、読後の満足感とともに感じ取ってくれるのです。

 お料理のハウトウ本にしてもそうです。調味料小さじ大さじ何杯など、あるいはスパイスなどいくら作り方を伝えても、料理の心がなければお料理したことにはなりません。また禅の典座教訓(てんぞうきょうくん)からお料理の心を学ぶわけですが、人がどう生きていくのか、という生き方というハウトウが根本にあるのです。
 
上記の(1)と(2)を頭に入れて書き方を作り出さねば、ハウトウ本とはいえません。小社のライター養成システムの特徴は、ここを学習することにより、卓越した専門性に裏打ちされた教育をしようという意図があります。
 頭の中の整理箱に、直し原稿の修正のコーパス(コーパスとは「ことばの葉」の意味もある)を学びます。内容の説明はどこから切り出したか、それも書く技術の一つです。書くということの習慣が理論的な枠組みの表現になったとき、それは小説やエッセイとは異なったハウトウ本の在り方を求めようとするものです。
 つまりハウトウ本の根底には、「フィロソフィー(現代用語の基礎知識によれば:哲学、ももの見方、人生観)がなければならない」ということなのです。




ライター Writer S.Iさん 37歳



ライター S.Iさん 37歳 蠍座 A型 北海道札幌市中央区在住

ライター歴:約4年半 
 執筆時やネットによる資料検索時には、パソコンに向かいます。ただ、ディクテ原稿(録音再生原稿)や資料の読み込み、原稿の推敲・校閲など、パソコンを必要としないときは、あえて仕事部屋以外でやることにしています。リビングやダイニング、気分転換を兼ねて喫茶店、そして天気のいい日には近くの公園のベンチ……。あちこちにお気に入りの指定席(?)を持っています。資料探しや言葉のヒントを見つけに行く図書館や書店も仕事場の一つと言えるでしょうか。
 この仕事は、仕事をする場所も時間も“自己調整”できるのがいいところであり、また難しいところだと思います。1日24時間をどう使うか、何を優先させ、何を選ぶか、すべて自分に委ねられています。うまく気分転換して気持ちのモードを切り換えるのも“自己調整”のうちだと思っています。……などと偉そうに言いつつ、私はいまだに“自己調整”がヘタ! 仕事が重なると心の余裕をなくしてドタバタしたり、大事な用事と仕事の納期がかち合って真っ青になったり、家事・育児にしわ寄せがいってしまったり……。仕事のやり方や時間の調整など、まだまだ課題は山積みです。
 しかし、担当させていただいた原稿の内容に刺激を受け、自らはけっして足を踏み入れないであろう世界に触れて興味関心が広がることは、楽しくてたまりません。自分の“知識の引き出し”の少なさと浅さを思い知り、恥じ入りつつも、そうやって刺激を受けられることこそが、私にとってはこの仕事の一番の醍醐味だと感じています。
 周囲の理解と人とのご縁に恵まれ、この仕事をさせていただいているおかげで、私の毎日は、仕事という社会的責任とそれに伴う緊張感、そしていい刺激を与えられ、かと言って仕事オンリーでもなく、メリハリのついたものとなっています。もともと私は、すぐ何かに感化されやすく、「あれもやりたい、これもやりたい」性質(たち)――よく言えば好奇心旺盛、悪く言えば貪欲で欲張り。そしてプラス、ミーハー精神が、私の毎日の原動力なのかもしれません。ときにドタバタし、ときに真っ青になろうとも、そんな私のささやかな夢と可能性を広げてくれるこの仕事に感謝!です。 

<仕事の道具たち>
パソコン、辞書・事典類(新聞社の漢字用語辞典、故事成語辞典、諺・名言事典などを含む)、各種用語集、情報・データ集(イミダスなど)。
取材時には、録音用テレコ・小型マイク一式も使います。

<私の仕事との向き合い方>
書籍執筆の場合、ディクテ原稿に目を通したら、私はまず資料探しから始めます。著者の先生のご著書、関連分野の本、新聞・雑誌記事をダーッと探し、目を通します。執筆内容のヒントを見つける意味もありますが、このお仕事をさせていただくようになって、その分野に関して少しでも理解を深めておかないと、文章には頭の中身が如実に出てしまうことを思い知らされたからです。恥ずかしながら、私は自身の浅学を補うことから始めなくてはなりません。ネット検索も便利なので多用していますが、時間があるときは、図書館や書店でアナログ式に探し回るのも私は意外と好きです。
どの原稿にも、調べものはつきものです。たとえば、ご講演や対談番組の要約原稿でも、不明点があるときは、ご発言者のホームページやご著書、関連サイトをチェックして、間違った意味合いで言葉をつかうことのないよう注意を払います。納品前には、固有名詞、引用した言葉などに間違いがないか、再確認作業を行います。(トランスクライバーの方がすでに調べてくださっているので、二次的な確認です)
納品する原稿が「これでいいのかどうか」、正直言って、私にはまだ自信がありません。クライアント様のご指摘や、活字化されたものを見て、勉強させていただいています。だから、私にとって原稿の質を決める唯一の規準は、納期内で「やれるだけのことはやった」と自分で納得できるかどうか。勉強させていただきつつ、せめてその点には誠実に精一杯仕事と向き合うことが、いまの自分にできることだと思っています。

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