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 このお仕事を始める前はパソコンに触れたこともなかった私が、「何を突然無謀なことを!」と主人は思ったことと思います。 元々、ワープロをかじってはいたのですが、パソコンとなるとまるでチンプンカンプンで、元々機械音痴な私は専門用語を並べられると何もわからず、本を片手に1から勉強でした。
 元々、入力することは好きでしたが、コンポジショニストの原稿は活字ばかりとは限りません。著者の生原稿を手にすることもあり、クセ字を判読することの難しさを感じました。
 比較的判読のしやすい著者の原稿もあれば、一瞬、「日本語かな?」と考えてしまうような原稿もあって、手書き原稿が届く度にいつもドキドキしています。
 最近パソコンの普及によって、活字を書く機会が激減している中、熟語に極端に弱くなっている自分に愕然とすることもしょっちゅうです。学生時代は国語が大好きで、本をたくさん読んでいたはずなのに、あの頃の記憶はどこへやら。簡単な熟語でさえ、念のため辞書で検索して入力している有様です。お恥ずかしいことですが、間違いを未然に防ぐために、そして自分の記憶している知識が正確であるかを再確認するために、必要なステップだと考えています。
 時々、ヒヤッとすることがあります。主に、OCR入力の場合です。
 自分では1文字1文字じっくり突き合わせているつもりなのに、念のためチェックを入れると間違いを発見することがあります。「絶対大丈夫!」ということはないと、痛感する瞬間です。
 何度も原稿を見ているうちに目が慣れてしまい、つい見過ごしてしまったり、文字面だけを目で追っているつもりが文章を読んでしまい、文面にない文字まで頭で考えて補足しまうのです。そうすると、お話の内容を理解する方に頭がいってしまって、肝心なチェックが疎かになってしまいます。これは本当に気を付けないといけません。
 少なくともOCR原稿に関しては、データを疑うことからかかることが大切かもしれません。

 ディクテーションは、コンポジショニストのお仕事を始める前から、いろいろな雑誌を見て興味をもっていた分野でしたが、いざさせていただくことになると、困難の連続です。
 私にとって、ディクテのテープはコンポジショニストの生原稿と同じくドキドキの対象なのです。
 録音状態はどうだろうか。参加者は単独なのか、複数なのか。話の内容は専門用語がどのくらい出てくるのだろうか、等々。こればかりは、テープをセットしてスタートボタンを押すまでわかりません。
 初めてお仕事をいただいた時に思ったことは、「人間はなんてたくさん話すんだろう」ということです。1分間の長いこと、長いこと。ほんの2、3分の間に、ものすごい膨大な活字でトランスクライビィングしていることにびっくりしました。
 このお仕事をしていると、つくづく日本語の難しさを感じます。同音異義語が多いからです。取り違えると、意味がまったく違うものになってしまいます。正確にわかりやすくディクテするためには、テープの録音時間の何倍もの時間を要します。それでも聞き取れない部分がある時、ベテランの先輩方の偉大さに尊敬するばかりです。
 そして、未熟な私には、困ったことにテープを何回聞いても聞こえる内容が違うことがあります。
 聞き取りにくい語句があると前後の文章から類推するのですが、それでもわからない場合は、「こうかな?」というものを検索してみます。すると、運がいいとうまくヒットする場合があります。ヒットしない場合は、黒四角の登場になってしまいます。
 検索機能を使っているうちにわかったのですが、ホームページはいい加減だということです。個人のサイトは言うまでもなく、公式ページにおいてもそれが見られるのですから、困ったものです。
 今の時代、調べ物をするのに一番便利なのはインターネットだと思います。今のお仕事を始めるまでは、本屋で調べたり電話で調べたりするしか方法を思いつきませんでしたが、今ではパソコンなしには1日が始まらないくらいです。
 それほど便利なパソコンをいかに上手に使って、得た情報をディクテに活かしていくかだと思います。これはディクテーションのみでなく、コンポージィング作業においても同様です。
 原稿があるお仕事であっても、入力をしながら疑問に思ったことは、まず検索をかけて調べてみます。そうすると、間違いを発見する場合があります。
 すでに書籍として並んでいるものでも同様です。そうすると、「校正ができていなかったんだな」となります。
 すべてつながっているんですね。
 まだまだ勉強することが山積みです。

 家庭で仕事をしていることで 、仕事と家庭との境目がつきにくい――私がうまくつけられないだけかもしれませんが――部分があると思うので、家族に負担をかけていることがあると思います。
 このお仕事は、家族の協力がないとやりにくいと思います。
 これからも、家庭と仕事のバランスをうまくとりながら、自分のスキルアップを視野に入れて頑張っていきたいと思います。
 まだまだ未熟者です。これからもご指導いただけますよう、お願いいたします。

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